「リッジレーサー」は、ナムコから発売されたレースゲームです。 同じ時期に、セガから「デイトナUSA」という同種の作品が発売されていたので、この両者はよく比較されます。 まずBGM。 ♪デイト〜ナァ〜、という歌が有名なデイトナUSAは、同社のスーパーモナコGPやセガラリーと同じように、アップテンポながらもゲームミュージックの範疇を出てはいませんでした。 一方のリッジ。ハウス・テクノ等のクラブ系サウンドを取り入れた、斬新なサウンドは、当時としては衝撃でした。 迷わずCDを買ったことは、言うまでもありません(笑)。 それから、設定的なものも違いますね。 デイトナはサーキット使用、車もかなりゴツイ感じ。 リッジは公道、車はより一般車に近い感じです。 その関連で、敵車の位置付けも異なります。 デイトナの敵車は多く、より障害物的な存在ですが、リッジは車が少なく、一台一台がより手強い存在です。 そして、最も大きな違いといえば、操作性でしょう。 デイトナのハンドリングは重いです、かなり。ドリフトも重要ですが、基本的にコーナーでは大きく減速する必要があります。 一方リッジは、より軽いコーナリングがウリでした。 チョンとブレーキをかけて、勢いよくステアリングを切ることで、気持ちいいほどのドリフトをかますことが可能でした。 当時私は、この軽快なドリフト感に魅了されていました。それまでのレースゲームにはなかった、斬新な感覚でしたね。 そして両者共通のことですが、最大8台までの通信台による対戦プレイが熱かった! 人間同士の対戦は、やっぱり面白いです。 性格がモロに出ますしね(苦笑)。 「デイトナ」と「リッジ」。同時期に発売され、人気を二分した名作。 私はリッジの方が好きでしたが、あなたはどっちでしたか? |