No.131〜No.140 (2009.12.1〜)

まだまだ続きます。


No.140 (12.10) ワンダーボーイ 評価5.7
マイカード・SG

同名アーケードゲームのアレンジ移植。
横スクロールアクションでジャンプと石斧を使って進んでいくという点は同じだが、ステージ構成、操作感覚などは大きく異なり、ほぼ別のゲームとなっている。
全体的にモタッとした感じになっているのは仕方ないとしても、アクションの小気味良さが失われているのは残念。唐突に敵が現れたり1面からボスが出現したりするのも戸惑う。
それでもハードの性能を考えれば、頑張って作っているという感じは伝わってくる。「スーパーワンダーボーイ」のような快適さはないが、遊び込めばだんだん楽しくなってくるスルメのような存在かもしれない。
グラフィックはキャラが単色だったりでちょっと寂しい。BGMがなぜか違うのも戸惑う。



No.139 (12.9) スーパーワンダーボーイ 評価7.0
カートリッジ・マークIII

アーケードゲーム「ワンダーボーイ」の移植。横スクロールのアクションゲーム。
ジャンプとダッシュを駆使して進んでいく。石斧を投げて敵を倒したり、スケートボードに乗ったりすることができる。
敵の動きや配置・各種地形およびギミックが絶妙でアクションゲームとして高い評価を受けたアーケード版を忠実に移植している。当然マークIII版も面白いが、難易度は高く全面クリアには腕が必要。
グラフィックはアーケード版の雰囲気を損なわない出来。キャラはやや小さくなった感があるが再現度はかなり高い。
サウンドはやや残念な印象。音色がアーケードとは違うから仕方ないと言えば仕方ないが…。



N0.138 (12.8) ガルケーブ 評価7.3
マイカード・SG

横スクロールのシューティングゲーム。同名のゲームがMSXでも出ているが、基本的なシステムなどは同じ。
敵を倒すと数字の書かれたアイテムが出現する。それを取ると数字の分だけ画面下のゲージが進む。進んだ場所に対応した武器が装備されるのだが、どこにどの武器があるかは覚えていないとわからない。運の要素が強いシステムと言える。
装備している武器の強さによって難しさが変わってくるが、それを別にしてもゲームの難易度は高い。敵の攻撃が激しい割に自機の攻撃力は貧弱なためだが、そこをどう乗り切るかがこのゲームの面白さでもある。
敵の動きなどは良く練られていてシューティングとしてはなかなか面白い。スクロールはやはりカクカクだが、それを感じさせないくらい完成度は高い。
グラフィックはそれなりに頑張ってはいるが、キャラも単色で寂しい感はある。サウンドは寂寥感のあるBGMが秀逸。



No.137 (12.7) GPワールド 評価3.9
カートリッジ・SG

3D視点のレースゲーム。
少し前に「ザ・サーキット」をレビューしたが、こちらはハードの性能のせいか随分とスケールダウンしている感。
レースゲームに必要なスピード感がほとんど感じられず、またコースもコース外も同じ色で、線で区切られているだけなせいか迫力もない。
ゲームは各コースを一定時間内に走破していくシンプルなもの。フラフラ走っている敵車は絶妙に邪魔で、意外と難易度は高め。
またエディットモードもあり、オリジナルのコースを作って楽しむことができる。このあたりは「ザ・サーキット」にも受け継がれている。
グラフィックは前述の通りイマイチ。せめてコースの内外で色が違えば印象は違ったかもしれないが…。
サウンドはそう悪くはないが、「ガー」というエンジン音はいまいちか。



No.136 (12.6) ガズラー 評価5.3
カートリッジ・オセロマルチビジョン

同名アーケードゲームの移植。固定画面のアクションゲーム。
ガズラーが体内の水を吐き出して、襲い掛かってくる火の粉をかわしつつ燃え盛る火種を消していく。
水は使うと減っていくが、同時に移動速度が早くなる。あちこちにある水たまりに行くと水を補充できる。このあたりのバランス感覚はなかなかのもの。システム的にも良くできている。
操作性も良く、けっこう楽しめるゲームになっている。ただハードがハードだけに市場価格は高め。
グラフィックはアーケード版に比べるとかなり地味だが、元の雰囲気は最低限出せている。
サウンドは単調だが悪くはない。



No.135 (12.5) ドキドキペンギンランド 評価5.6
マイカード・SG

縦方向画面切り替え型のアクションゲーム。
氷のブロックを崩したりしながら卵を一番下の住まいまで運ぶのが目的。卵は押すとコロコロと転がる。
ある程度の高さまでなら卵は落としても割れないが、一定の高さを越えると割れてしまう。また白熊などの敵に卵が接触してもやはり割れてしまう。このためある程度のパズル要素もある。
他にも卵だけが通過できるゲート、落とすことができる岩などがある。岩は白熊に当てて倒すことができる。
アクションとパズル要素がうまく融合した秀作だが、操作性があまり良くないためつまらないミスをしがち。この点は非常に惜しい。
グラフィックはなかなか。キャラがかわいらしく世界観をうまく表現している。
BGMにはポップな曲が流れ、これも世界観作りに一役買っている。



No.134 (12.4) セガフリッパー 評価3.8
カートリッジ・SG

固定画面のピンボールゲーム。
ひたすらボールをフリッパーで打ち返して得点を稼ぐ単純な内容。やく物や演出面が地味目で盛り上がりに欠けるため、仕方がないといえば仕方がないか。
ボールの動きもなんだか妙で、ピンボールゲームとしては微妙な出来。ただ台の作りだけはある程度良く出来ている。バランスは悪くない。
グラフィック的に地味なのはこの手のゲームとしては痛い。サウンドも迫力に欠けイマイチだがゲームオーバー時の妙な音だけは聴く価値がある(笑)。



No.133 (12.3) パチンコII 評価1.0
カートリッジ・SG

その名の通り、パチンコを題材にしたゲーム。
肝心の内容は、ただひたすらパチンコを打つだけの単純すぎるもの。一定数玉を増やせば台クリアとなるが、実際には玉はなかなか増えず、単調すぎる展開に思わず眠くなる始末。
やく物も地味としか言い様がなく、とにかくすぐ飽きる。たとえ短時間でもプレイするのは辛い。
グラフィックはこのゲームにおいてはさほど重要ではないが、それにしても地味すぎる感。
サウンドはBGMなし。玉を打つ時の「ぽいーんぽいーん」という音が眠気を誘う(笑)。



No.132 (12.2) Qバート 評価5.1
カートリッジ・オセロマルチビジョン

アタリ製同名ゲームの移植。固定画面のアクションゲーム。
立方体を積み重ねたようなステージを動き回り、各立方体の床面の色を全て変えると面クリア。いろんな敵が出現するため一筋縄ではいかない。
ステージ脇にあるリフトに乗ると一番上の段まで上がることができ、また敵を誘い込んで脇に落とすこともできる。それ以外の場合、敵はとにかく避けるしかない。一度色を変えた床の色を元に戻してしまう敵もいる。
先の面に進んでもステージ構成が変わりばえしないのは難だが、操作感覚やゲーム性などは悪くなく、独特の味を持ったゲームと言える。独特のキャラクターも良い味を出している。
グラフィックは簡素だが見やすい。ゲームオーバー時などに画面がビカビカ光るのは気になるところ。
サウンドは効果音のみだがこれも独特でセンスの良さが光る。



No.131 (12.1) 芹沢八段の詰将棋 評価3.3
カートリッジ・SG

同名アーケードゲームの移植。その名の通りの詰将棋ゲーム。
内容は非常にシンプルでただ詰将棋をするだけのものなので、飽きるのも早そう。難易度についてはよくわからない。
黒地に描かれた将棋版、色とりどりの駒、無理矢理描かれた駒の文字…、かなりインパクトのあるグラフィックだが、ゲームをする上ではそう支障はない。
サウンドはシンプルすぎ。



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