No.111〜No.120 (2008.12.10〜12.21)

まだまだ続きます。


No.120 (12.21) グレートフットボール 評価5.6
カートリッジ・マークIII

横スクロールのアメフトゲーム。対CPUの場合は相手がリードした状態から始まり、時間内に逆転を目指すという形で進行する。対戦の場合は普通に試合ができる。
チームも多数ある中から選べるが、全て架空のチーム名なのでどれを選んだら良いのか迷いがち。
試合が始まるとキックオフリターン、そしてフォーメーション選択となる。が、フォーメーションの意味があまりないのは微妙。
また攻撃の方法がランしかないらしく、パスができないというのは…。おかげでアメフトっぽさはあまり感じられない。
とはいえ、アメフトの入門用としてはそこそこの出来ではあると思う。敵のタックルをかわしながら突き進むのは快感。
グラフィックはそこそこきれいで見やすい。ただもう少し演出面に派手さがほしかった感も。
サウンドはPSGだが軽快な曲でアメフトのイメージに合っている。



No.119 (12.21) アストロウォリアー 評価4.0
カートリッジ・マークIII

縦スクロールのシューティングゲーム。空中物も地上物も同じショットで壊せる方式。
空中物を倒していくとパワーアップアイテムが上から出現する。ショットのパワーアップ、スピードアップ、レーザー、オプションがあり、しっかり取っていけばかなり強くなる。
敵の攻撃はそこそこ激しいといったレベルだが、一度やられるとパワーアップを全て失い非常に貧弱な装備で戦わなくてはならなくなるので復活が厳しい。この手のシューティングにありがちなことだが…。
敵の動きはそこそこ多彩だがいまいち面白味に欠ける感。また地上物の存在意義がイマイチ不明。
各面の最後には大きなボスが控えているが、これも魅力に欠ける印象。ステージ数が3つしかないのも難。
グラフィックは見劣りがする。ただタイトル画面は妙にかっこいい。
サウンドはPSGだがけっこう良い音を出しており心地良い。



No.118 (12.20) ザ・キャッスル 評価6.0
カートリッジ・SG

同名PCゲームの移植。
パソコン版はかなりヒットした名作だが、それを可能な限り忠実に移植している。出来は良い。
内容は迷路状になった城内を歩き回り姫を救出するのが目的。たくさんの扉は対応した色の鍵がないと開かず、また足場をうまく作って移動しないといけない場面も多く、パズル要素が強い。
SG版では1ボタンでゲームスピードを変えることができる。ただ早いモードにすると細かな動作がしづらいので遅いモードでやるのが無難か。
全体的に難易度が高く、攻略するのは難しい。
グラフィックはMSXあたりと比べても遜色なく、しっかり「ザ・キャッスル」の世界を構築している。
サウンドもあの有名なメインテーマをしっかり再現しており出来は良い。



No.117 (12.20) オセロ 評価5.5
カートリッジ・SG

対CPU戦で遊べるオセロゲーム。CPUのレベルは5段階から選ぶことができる。
本当に対戦するだけの超シンプルな構成。飾り気のなさはいかにもSGらしいがボリューム不足の感も…。
CPUはレベル1だと角を取れる場面でも取らなかったりしてあまり強くはない。一方でレベル5は十分に強い。
対戦終了後はプレイバックモードで手順をおさらいすることもできる。打ち手を変えることもできるので勉強にはなるかも。
グラフィックはシンプルそのもので、ちょっと寂しすぎる感もあり。
サウンドもシンプルだが駒を裏返す時の音はちょっと良いかも。



No.116 (12.19) 孔雀王 評価6.4
カートリッジ・マークIII

横スクロールのアクション+コマンド選択のアドベンチャーゲーム。
アドベンチャーモードで謎解きをしながら、移動時はアクションでの戦闘を行う。メインになるのはアドベンチャーよりもアクションの方か。
アクションの難易度は高め。操作性は悪くないが敵の攻撃がいやらしい。体力制なので簡単にやられることもないが。
アドベンチャーパートはそれなりに良く出来ているか。
パスワードでコンティニューが可能だが、カナや数字、それに記号まで入り混じっていて非常にメモしづらい。文字数はそう多くはないが。
アクションパートのグラフィックはまずまず。雰囲気は良く出ている。
サウンドはFM音源で良い音を出している。曲自体はいまひとつ。



No.115 (12.19) ボンバーレイド 評価7.0
カートリッジ・マークIII

縦スクロールのシューティングゲーム。自機は複葉機、敵も同様の機体や戦車、艦船などでどこか古めかしい雰囲気が漂う。
シューティングとしてはショットとボムで敵を倒していく割とオーソドックスな作り。出てくる「P」アイテムを取るとショットがパワーアップするのだが、取っていくにつれてどんどんショットが強く、そして太くなっていくのがなんだか笑える。ただミスすると一気に最弱状態に戻ってしまい、地上物をひとつ倒すのにも一苦労となってしまう。バランスはあまり良くない。
他「S」を取るとスピードアップ、数字のついたアイテムを取るとオプションが付く。
ボムは威力が高いので、ここぞという時に使うと効果的。
前述の通りバランスはあまり良くないが、大きなボスが動き回ったりする様はマークIII末期のソフトらしいパワーがある。市場価格が高めなのは難。
グラフィックは割と良く描けている。ただイマイチ派手さに欠ける感もあり。
サウンドはFM音源対応。曲の数が少ないのは残念。



No.114 (12.18) グレートベースボール 評価4.9
マイカード・マークIII

オーソドックスな野球ゲーム。内野中心の画面と、グラウンド全体を映した画面の切り替え式。
対CPU、人間同士の対戦、それにホームラン競争が遊べる。
チームはセリーグの6球団をモチーフにした中から選べる。ただチーム力の差異は不明。
内容や操作はファミコン「ベースボール」に近く、守備はオートでバントや選手交代はできない。良くも悪くもシンプル。
「ベースボール」との違いはエラーがあること。
全体的にゲーム展開が遅く、ピッチャーの投球にもスピード感がない。それでいてスピードガンは157キロなどと表示されたりするのだが(苦笑)。打者走者がアウトになった時にベンチに戻るのも遅く、改めて「プロ野球ファミリースタジアム」でアウトになった時の戻るスピードが速いことの意義を感じさせられた。
グラフィックは地味。ホームランを打ったときの演出ももう少し派手さがほしい。
試合中はBGMがなく淡々とした展開。



No.113 (12.18) グレートサッカー 評価4.4
マイカード・マークIII

上下スクロールのサッカーゲーム。
対CPUの他、人間同士の対戦もできる。画面構成は「チャンピオンサッカー」と同様、グラウンドを縦にした形。
内容は単純で、選手はゴールキーパーを含めて6人しかいない。操作もドリブル、パス、シュートくらいしかできず、ヘディングやスライディングなどは無い。ただしオフサイドはある。
どちらかと言うと攻撃側有利で、相手をうまくかわして攻め上がり、キーパーのいない方にシュートすればけっこう決まってしまう。一応大きく曲がるバナナシュートも打つことができる。
総合的に見て「チャンピオンサッカー」とそれほど大きな差は無い。ただ画面のチラつきや操作性の悪さはある程度改善されており、その分こちらの方が遊びやすい。
グラフィックはまずまず。もう少し演出に派手さが欲しい気もするが。
BGMは試合中常に鳴りっぱなし。効果音だけだった「チャンピオンサッカー」よりは良い。



No.112 (12.17) スパイ VS スパイ 評価6.6
マイカード・マークIII

画面切り替えのアクションゲーム。屋敷の中を移動して、重要書類を盗み出すのが目的。対CPUか、対人戦が遊べる。
各部屋のタンス等を探すことで、重要書類やカギなどのアイテムを見つけることができる。これらのアイテムを相手より早く集めて出口から脱出すると勝利となる。
部屋の中にあるタンスや額縁、あるいはドアに罠を仕掛けて相手を妨害することができる。ただし自分が仕掛けた罠にも引っかかるので、どこに仕掛けたのかを覚えておく必要がある。対人戦ではこのあたりの駆け引きも含めてなかなか熱い。
また、両者が同じ部屋に入ると直接の戦闘となるが、あまり戦略性はない。
同タイトルのゲームがファミコンでも出ており、内容も基本的には同じ。ただBGMや雰囲気などはマークIII版の方が良い感じ。
グラフィックはファミコン版よりも少しチマチマした印象だが、全体的には良く出来ている印象。



No.111 (12.10) 忍 評価6.5
カートリッジ・マークIII

同名アーケードゲームの移植。横スクロールのアクションゲーム。
内容はオーソドックスなアクションで、ジャンプと近接攻撃、それに手裏剣での遠距離攻撃を使って進んでいく。けっこう忠実にアーケード版を移植しており出来は良い。
途中子供を助けるとライフが増えたりする。またボーナスステージもあり、奥を走っている忍者を手裏剣で倒していく。手前まで忍者が来てしまうと失敗。
敵キャラはそこそこ個性的でアクションとしての楽しさは十分。ボスはかなり個性がある。難易度はけっこう高い。
グラフィックはアーケード版には及ばないものの家庭用としてはかなり頑張っている。
サウンドも頑張ってアーケード版を可能な限り再現しており、全体的に力の入った出来。



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