No.101〜No.110(2008.11.9〜12.8)

まだまだ続きます。


No.110 (12.8) チャレンジダービー 評価2.5
カートリッジ・オセロマルチビジョン

競馬のレースを予想して獲得配当を競うゲーム。8人まで同時に遊べる。
作りは至ってシンプルで、プレイ人数を決めたらあとはひたすらレースの予想をするだけ。単純明快。
とはいえ頭数は最大8頭と少なく、投票形式は枠連だけ。オッズもアバウト。
何より予想に使えるデータが予想印と脚質くらいしかなく、ほとんど運任せになってしまうのが難。実際、しばらくプレイしてみても全く当たらなかった。
レースシーンはカラフルな馬がひたすらまっすぐ走っていくだけの至極単純なものだが、この頃のハード性能を考えるとこれは仕方ないか。きわどい判定のときは「シャシン」とか出たりして変なところで芸が細かい。
正直8人でやっても盛り上がりそうにはないが、多種多様なゲームを出さなくてはならないという製作者の方の苦悩が見えるようである意味面白い。



No.109 (12.5) 忍者 評価6.8
カートリッジ・マークIII

アーケードゲーム「忍者プリンセス」の移植。縦任意スクロールのアクションシューティング。
SG用「忍者プリンセス」は滑らかにスクロールせず画面切り替え式になっていたが、こちらはちゃんとスクロールする。
武器は八方向に撃てる手裏剣。またボタン同時押しで透明の術が使え少し無敵になることができる。
難易度は高め。特に丸太に乗って川を下る面などは避けられる範囲が狭いので難しい。
全体的に忠実な移植だが、こちらは巻物を集めないとクリアすることができない。こういった要素を盛り込むのは当時はよくあったが、純粋にアクションとして遊ばせてもらえないのはちょっと不満。
グラフィックはSG版とは比較にならないほど良く出来ている。サウンドはPSGで曲はアーケード版とは異なる。



No.108 (12.3) ファイナルバブルボブル 評価7.8
カートリッジ・マークIII

アーケードゲーム「バブルボブル」の移植。固定画面のアクションゲーム。
口から泡を吐いて敵を閉じ込め、泡を割って敵を倒していく。敵を倒すとフルーツなどに変わる。
アーケード版は全てにおいて完成度が高くタイトーを代表する金字塔だったが、このマークIII版もその名を汚さないハイレベルな移植作となっている。
ゲームの基本部分はしっかり移植されているし、各種隠し要素も豊富に盛り込まれている。パスワードコンティニューもあり存分に遊び込むことができる。
まぎれもなく良作だが、中古価格が高めなのは難。
グラフィックはアーケード版に近い。ディスクシステム版などと比べても出来が良い。
サウンドはPSGだが、雰囲気は良く出ている。



No.107 (11.28) テディーボーイブルース 評価7.3
マイカード・マークIII

同名アーケードゲームの移植。
サイコロの中から出現する敵を撃って小さくし、蹴って倒していくアクションゲーム。各面は上下左右にループしている。
敵は個性的で、またそれぞれ動きが異なる。敵に触れると一発でやられてしまう。
またどの面も地形が複雑なため難易度は高い。
撃った敵を放置しておくとタイマーが減少してしまう。また敵を一度にまとめて倒すと高得点。アクションゲームとして完成度が高く、高得点を狙うとかなり奥が深い。
アーケード版にあったボーナスステージが変更になってしまっているのは残念。あの宝探しが楽しかったのだが…。
グラフィックはアーケード版に近く良い出来。サウンドは石野陽子の「テディーボーイブルース」がBGMとして流れる。マイナーながらも良い曲。



No.106 (11.25) エレベーターアクション 評価5.8
マイカード・SG

同名アーケードゲームの移植。縦スクロールのアクションゲーム。
ビルに潜入し、機密書類を探し出して脱出するのが目的。銃での攻撃とジャンプを駆使して先へ進む。敵に向かってジャンプするとキック攻撃となる。
赤い扉の中には機密書類がある。また扉の中に入っている間は敵の攻撃を受けない。この扉とエレベーター、それにエスカレーターが独特のゲーム性を生み出している。
ファミコンにも同タイトルが移植されているが、こちらもほとんど遜色ないレベルで移植されている。もちろん電灯を打ち落として敵を倒すことも可能。
グラフィックはファミコン版とほぼ遜色ない。
サウンドはむしろファミコン版より上。音色が良い。



No.105 (11.20) ファミリーゲームズ 評価5.0
カートリッジ・マークIII

ビリヤード、ダーツ、ビンゴの三種類のゲームが楽しめるパーティーゲーム。
ビリヤードはけっこうしっかりと作られており十分楽しめる出来。
一方ダーツは地味さが漂う。ルールもわかりづらいが多人数ならそれなりに盛り上がるか。
ビンゴは一人でやってもほとんど面白くない。完全にパーティー向け。
総合的に見て出来はけっこう良く、十分パーティーグッズとして活用できる。ただもう少しゲームの種類が多いともっと良かった。
グラフィックとサウンドも案外レベルが高い。



No.104 (11.18) ドロール 評価6.0
マイカード・SG

横スクロールのアクションゲーム。自機ドロールを操作して、魔物の巣窟に迷い込んだ友達を救出するのが目的。
巣窟は4階構成になっており、扉のあるところから上下に行き来できる。この中を動き回りながら友達たちを救出すれば1面クリア。
ドロールは左右にショットを撃つことができ、また上空に浮遊しながら移動することもできる。
敵は数種類出てくるが、雑魚は脅威ではない。しかし2面に出てくる鬼や磁石はかなり厄介。また3面では剣や斧、矢などがどんどん飛んできて難易度はやや高い。
画面左上にはレーダーがあるが、敵の位置しか把握できないためそれほど役には立たない。ゲームとしては単純ながらもけっこう味があり、良作と言って良いと思う。
グラフィックはかなりシンプル。ただ3面クリア時のデモはけっこう凝っている。
ゲーム中に鳴るBGMは明るく良い曲。音もマイカードらしく良い音を出している。



No.103 (11.11) 超音戦士ボーグマン 評価4.7
カートリッジ・マークIII

同名テレビアニメのゲーム化。横スクロールのアクションゲーム。
建物内に潜入し、アイテムを取りながら先へ進んでいく。画面は下半分が横スクロールアクション画面、上半分は建物のマップと3D表示画面となっている。
アクションゲームとしては単調で目新しさに欠ける。操作性もあまり良くない。
マップをエレベーターで動き回りアイテムなどを探す楽しさはそれなりにある。
マークIII末期のゲームだが、作り込まれているとは言いがたい。もっと面白いゲームになる余地は十分あったと思うが…。
グラフィックはちょっと地味目。アニメ原作のゲームだし、もう少し派手さがほしかった。
サウンドはFM音源対応で音自体は良い音を出している。ただ曲は全くと言って良いほど印象に残らない。



No.102 (11.10) ギャラクティックプロテクター 評価4.9
カートリッジ・マークIII

固定画面のアクションシューティング。パドルコントローラ必須。
自機はオパオパで、惑星の周りをグルグル回って敵の攻撃から惑星を守る。
かなりシンプルなゲームで正直飽きるのも早い。ただパドルでの操作感覚は悪くないし、2人同時プレイはそれなりに楽しめる。
グラフィックはけっこうきれいで、惑星の表情が豊か。サウンドはFM音源対応でけっこう良い音を出している。



No.101 (11.9) スペースインベーダー 評価5.4
カートリッジ・SG

同名アーケードゲームの移植。
今更説明の必要もないほどの有名作。固定画面のシューティングゲームで、かつて空前の大ブームを巻き起こした作品。
セガ版も基本的にはアーケード版に忠実に作られている。インベーダーの大きさもファミコン版などと比べて大きく見栄えがする。
ただやはりこの当時としても今更感があったのは否めない。完成度は高いゲームだが…。
グラフィックは前述の通りファミコン版より上。けっこう見やすく良い感じ。
サウンドはBGMというものが無いので評価が難しいが、ショット音などはちょっと残念な出来。



home

back