No.71〜No.80(2006.11.19〜)

そろそろ残りが少なくなってきました。


No.80 (11.28.) チャンピオンアイスホッケー 評価5.5
マイカード・SG

真上視点のアイスホッケーゲーム。
選手がけっこう大きく、選手同士の激突などもありアイスホッケーの雰囲気は出ている。
印象としては地味だが、出来は悪くない。
攻撃時は一応パスもできるが、どこに行くかわからない部分があり使いづらい。基本的にはパックを確保したらそのままゴール前まで行ってシュートを打つことになる。
ディフェンスはパックをカットしたり敵にぶつかってパックを落とさせたりしていく。そして何よりキーパーの動きがポイントか。
COMの難易度を下げればそれなりにシュートは決まりやすく、慣れればけっこう勝てる。もちろん二人対戦も可能。
グラフィックはやはり地味か。サウンドは明るい曲が流れ、けっこう良い感じ。



No.79 (11.27.) ワールドサッカー 評価3.7
カートリッジ・マークIII

フィールドを横から見たタイプのサッカーゲーム。
パスとシュートを駆使して戦うオーソドックスなサッカーゲームで、フィールドの人数は少なめになっている。
操作性はあまり良くない。もったりしたプレイ感覚はどことなくファミコンの「サッカー」を思わせる。
攻撃は何故か山なりに飛んでいくパスが主体か。ドリブルはすぐ敵に追いつかれてボールを取られるので実用的ではない。
ディフェンスも敵に当たっていくだけでボールが取れたりするので簡単な一方、敵にも簡単に取られるのでうっとうしい。
それでも対COM戦は難易度低めで、慣れればけっこう簡単に勝てる。もちろん二人対戦もできる。
モードは一人用、二人対戦の他に、PK合戦モードがある。こちらは通常の試合より難易度が高い。
勝ち抜きやリーグ戦のようなモードが何もないのは拍子抜け。サッカーゲームとしての出来もイマイチで、全体的に微妙。
グラフィックは芝生の汚さが気になる。サウンドはPSGでまあまあの出来。



No.78 (11.26.) 魔王ゴルベリアス 評価7.4
カートリッジ・マークIII

縦横スクロールのアクションゲーム。RPG要素あり。同名MSXゲームの移植。
内容はMSX版を踏襲しているようだが、グラフィックやサウンドなどかなりパワーアップされている。世界は横スクロール面、縦スクロール面、画面切り替え式のフィールド面に分かれている。
主人公は剣で敵を倒し、謎を解きながら先に進んでいく。敵を倒すとFIND値が増えていき、これを消費することでアイテムやパワーを手に入れることができる。
横スクロール面は任意スクロールだが、縦スクロール面は強制スクロールなのも特徴的。
フィールド面の操作性には難があり、向きたい方向をサッと向くことができず敵を攻撃しづらい。このため最初はかなりつらいが、慣れればそれなりに対処はできる。
ゲームはサクサクと進み、小気味が良い。MSX版の良いところを残しながらバージョンアップした感じで、出来は良い。
コンティニューはラストゲームコンティニューが可能。またパスワードによるコンティニューもできる。
グラフィックはMSX版に比べるとかなりパワーアップしている。サウンドはFM音源対応で良い音を出している。



No.77 (11.25.) ドラゴンワン 評価5.0
マイカード・SG

縦横スクロールのアクションゲーム。
横方向にスクロールする格闘アクションで、各階のボスを倒しながら上へと進んでいく。
プレイヤーキャラ、敵ボスとも体力制。もちろん道中には雑魚が多数出てくるので、なるべく体力をロスしないように対処しなくてはならない。ボスを倒せば体力を回復できる。
雑魚もただキックを出してくるだけの奴は怖くないが、ナイフを投げてくる敵などもいるので侮れない。ボスは棒術やヌンチャクを使ってくる。
操作性はまずまずだが敵のボスが強く、先に進むのはけっこう難儀する。キャラの動きはややカクカクしている。
グラフィックはかなり地味目。サウンドはマイカードの例にもれず曲が良い。



No.76 (11.24.) ザ・ブラックオニキス 評価5.9
マイカード・SG

3D視点のRPG。同名パソコンゲームの移植。
パソコンで大ヒットしたダンジョン探索型RPG。オリジナルは'84年発売でPCゲーム黎明期の代表作だった。
これをSG用にアレンジ移植したのが本作。基本的な内容はオリジナルに忠実に移植されているようだ。
キャラクターを作り、パーティーを組んでダンジョンを探索していく内容はシンプル。画面構成もシンプル。
当然マッピングが必要で、根気のある人向けのハードな内容。
コンティニューはパスワード。
グラフィックは極めてシンプルで、良くも悪くも昔のRPGの味がある。
サウンドはマイカードの例にもれずグッド。メインテーマは名曲。



No.75 (11.23.) ズーム909 評価7.0
マイカード・SG

3D視点+2D全方向スクロールのシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。
ひとつのラウンドで、最初は移動範囲の限られた3D面、続いて移動範囲の広がった3D面、次に全方向スクロールの2D面、最後に3D視点でのボス戦という構成になっている。なかなか凝った作り。
ミスは燃料がなくならない限り何度してもOKだが、ミスすると燃料が減るのでなるべく控えよう。「F」アイテムを取ると少し回復できる。
最初の3D面では敵の攻撃はそれほど激しくないが、左右に壁が出現したりしてけっこう激突しやすい。
次の3D面は移動できる範囲は広いが、そのぶん敵の攻撃は激しくなる。
続く2D面がかなりの曲者。十字キーは自機の向きを決めるための役割しかなく、自機は常に動き続けている。移動方向を変えるには1ボタンを使わなくてはならない。1ボタンを押せば自機の向いている方向に移動方向が変わる。
この2D面、かなり難易度が高く、あっという間にゲームオーバーになることも少なくない。
最後はボス戦だが、これはかなり弱い。
アーケード版に関しては情報が乏しいのでわからないが、SG版はなかなか遊べる仕上がりになっている。
グラフィックはキャラクターが単色なので見栄えはしないが、3D的な迫力はなかなかある。
サウンドはマイカードのゲームらしくグッド。曲自体もかなり良い。



No.74 (11.22.) あんみつ姫 評価4.3
カートリッジ・マークIII

アドベンチャーとアクションを組み合わせたゲーム。同名アニメのゲーム化。
前半はお城の中を歩き回ってメモ用紙を集めるのが目的。後半は完成した地図を頼りにケーキ屋さんまでたどり着くのが目的のアクション。
アドベンチャーパートは城の中を歩き回らなくてはならず、どことなく「ミシシッピー殺人事件」を思わせる(笑)。
しかも唐突にゲームオーバーになる場面が多すぎる。あまりの理不尽さには苦笑せざるをえない。
それでもマップを完成させればアクションパートに入るが、ここでもアドベンチャー要素あり。しかも唐突なゲームオーバーも健在。
あんみつ姫という題材を扱っている割に難易度は高く、どんな層をターゲットにしているのかイマイチ不明である。
グラフィックはキャラクターもなかなか良く描けており悪くないレベル。サウンドはPSG、曲は普通。



No.73 (11.21.) ガールズガーデン 評価7.3
カートリッジ・SG

横スクロールのアクションゲーム。「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」で有名な中裕司氏のデビュー作。
女の子を操作して花を摘み、男の子にプレゼントするのが目的。
道中ではクマが邪魔をするが、ハチミツを置くことでクマの注意を引きつけることができる。ハチミツはハチが運んでくる。
花は一定数集めなくてはならないが、枯れた花を摘むと数が減ってしまう。クマを避けながら花を集めるのはけっこうシビアだ。
SGなのでスクロールこそカクカクしているが、女の子やハチ、それにクマが動き回るゲーム展開は今プレイしても楽しめる出来。画面の構成などもセンスが良い。
チャレンジングステージはクマをジャンプで避けるだけの単純なものだが、かなり難易度が高い。
グラフィックはキャラクターは単色だが全体的にかわいらしく暖かみがある。サウンドも出色の出来。



No.72 (11.20.) F-16 ファイティングファルコン 評価5.3
マイカード・マークIII

3D視点のフライトシミュレータ&シューティング。
見た感じは昔ながらのフライトシューティングという感じ。操作は相当難しい。
とにかく敵を捕捉して撃墜するだけの単純な内容で、レベルを上げると敵の数も多くなる。
敵を捕捉するのはかなり難しく、ミサイルも外しやすい。レーダーも見づらく、一度敵を見失うと探すのが大変。
また敵に攻撃されていることがわかりづらく、回避がしづらい。唐突にゲームオーバーになってしまう印象。
目玉機能として、セガマークIII2台、モニター2台、本ソフト2枚を用意しての対戦も可能らしいが、当時これだけの環境を整えられる人がどれだけいたのだろうか(苦笑)。
グラフィックは激しく地味。地面もワイヤーフレームで漠然と表示されるだけで、敵機は真っ白、あるいはグレー。
サウンドはマイカードの例にもれずPSGで良い音を出している。



No.71 (11.19.) アレックスキッドのミラクルワールド 評価6.7
カートリッジ・マークIII

縦横スクロールのアクションゲーム。
ファミコンのマリオに対抗するキャラクターとして誕生したアレックスキッドは当時のセガの看板キャラだった。
ゲームはジャンプとパンチ、それに各種アイテムを駆使して進むアクションゲーム。アレクの移動速度はかなり速い。
攻撃は基本的にパンチだが、バイクに乗ると走ったまま敵を倒すことができるし、プチコプターを買えば空を飛びながらショットで攻撃ができる。他にもいろいろアイテムがあるし、ステージ構成も多彩で面白い。
ただアレクの移動速度が速すぎるためか操作が難しく、その割にステージの作りがけっこうシビアなので難易度は高い。
またボス戦はなぜかじゃんけん勝負になる。出す順番は決まっているので知っていれば楽勝だがそうでないと納得できない負け方をすることもあるだろう。
グラフィックはなかなかきれいでさすがに作りこんでいると思わせる。サウンドはPSGで曲自体が良いので聴きごたえあり。



home

back