No.61〜No.70(2006.11.9〜)

そろそろ残りが少なくなってきました。


No.70 (11.18.) 覇邪の封印 評価6.9
カートリッジ・マークIII

2DタイプのRPG。同名パソコンゲームの移植。
基本的な内容はパソコン版を踏襲しているようだ。
マップ上を歩いて敵を倒しながら謎を解いていく本格的なRPG。マークIIIでは数少ないRPGでもある。
ファミコンにも移植されているが、長すぎるパスワードが難だった。マークIII版はバッテリーバックアップ搭載でセーブできるのでプレイしやすい。
ゲームとしてはややバランスが悪い。序盤でも平地を外れて森などに踏み込むといきなり強い敵が出てくるため、アッサリやられることもある。エンカウント率も高すぎる。
主人公や仲間、そして敵のHPは棒グラフのようなもので表示されている。敵のHPも見えるのは親切だが、味方のHPまで棒グラフだとちょっと戸惑う。
グラフィックはなかなかきれい。サウンドはFM音源対応で良い音を出している。



No.69 (11.17.) ザクソン 評価5.6
カートリッジ・SG

クォータービューのシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。
斜め方向にスクロールしていく上に、高度の概念が取り入れられているという、かなり独特なゲーム性のシューティングゲーム。
敵と高度を合わせないと撃破する事ができないが、視覚的になかなか合わせるのは難しいため難易度は高い。
ゲームは地上戦→空中戦の繰り返しで進むが、空中戦は地上戦より更に高度を合わせにくい。
更に途中の燃料タンクを破壊していかないと燃料切れになったり、通過できる範囲が非常に狭い場所があったりで、やはり難易度は高め。
全体的に地味でスクロールもカクカクしているが、独特のプレイ感覚は捨てがたいものがある。
グラフィックはやや寂しいものがあるが、クォータービュー独特の画面構成は目を引く。
サウンドはなかなか秀逸。曲自体が良く、PSGの音色も合っている。



No.68 (11.16.) スーパーワンダーボーイ モンスターワールド 評価7.7
カートリッジ・マークIII

横スクロールのアクションゲーム。アーケードゲーム「モンスターランド」の移植。
剣と盾を駆使して先に進んでいく。RPG要素も取り入れたアクションゲーム。
道中にはお店があり買い物ができる。また酒場で情報を集めたり病院で回復したりもできる。
敵を倒すとお金を落とすので、これを集めていくのがポイントか。
難易度は高めで、慣れないとなかなか先に進めない。コンティニューがないのも難しさに拍車をかけている。
謎解き要素もあり、全体の出来はかなり秀逸。
マークIII版はアーケード版に比べるとやや画面やサウンドが寂しい印象。PCエンジンで「ビックリマンワールド」として移植されているが、そちらの方が出来は良い。
グラフィックはまずまずの出来。サウンドはPSGだがアーケードもPSGだったのでさほど劣っている感じはしない。曲は非常に秀逸。



No.67 (11.15.) どきどきペンギンランド 評価5.7
カートリッジ・マークIII

縦スクロールのアクションパズルゲーム。
同名のゲームがSG-1000でも出ているが、こちらはそのグレードアップ版といった感じ。基本システムは同じ。
ブロックを破壊しながら卵を下へと運んでいき、巣まで運ぶと1面クリア。あまり高いところから卵を落とすと割れてしまう。
道中には白熊やヒビの入ったブロック、下に落とせる岩などの仕掛けが点在している。もちろん白熊に卵が触れるとミスになるし、卵が転がる余地がない状態で卵の上に乗るとやはりミスになってしまう。巣まで運ぶのはなかなか難しい。
卵は左右に転がる余地があれば動かすことができるが、思わず逆方向に動かしてしまうケースがよく発生する。このもどかしさもひとつの味ではあるが難易度は確実に上がっている。
マークIII版ではエディット機能も搭載されている。メモリーバックアップで作った面を保存できるのも特徴。ただし面白い面を作るのはかなり難しい。
グラフィックはペンギンがかわいらしくて良い。サウンドはFM音源対応でまずまず。



No.66 (11.14.) アレスタ 評価7.9
カートリッジ・マークIII

縦スクロールのシューティングゲーム。同名MSXゲームの移植。
コンパイルの名作シューティング「ザナック」の流れを汲む作品で、通常ショットとサブウェポンというシステムも非常に近い作りになっている。
通常弾はPと書かれたチップを集めるとパワーアップする。サブウェポンは1〜8の番号のついたアイテムを取ることで切り替えられる。1番以外は使用時間制限あり。同じ番号を続けて取るとパワーアップし、使用時間も回復する。
敵は地上物と空中物が出現するが、通常弾はどちらも攻撃可能。サブウェポンは種類によって地上物を攻撃できないものもある。
敵の動きや出現パターンなどが絶妙で、シューティングゲームとして完成度は高い。また随所で高速スクロールが用いられており、演出面で一役買っている。
難易度はちょっと高めな印象を受ける。「ザナック」もそうだが、サブウェポンをしっかりパワーアップさせておかないと苦戦を強いられる。
敵が多く出現するのでいくらか処理落ちするのはちょっと残念。
グラフィックは描き込まれておりなかなか。ただ画面がゴチャゴチャして処理落ちする一因になっている気もする。
サウンドはFM音源対応。曲自体も良く聴き応えあり。



No.65 (11.13.) スペースハリアー3D 評価5.1
カートリッジ・マークIII

3D視点のシューティングゲーム。
数ある「スペースハリアー」シリーズのひとつで、マークIIIオリジナルのタイトルとして発売された。3Dグラスを使って迫力ある3D画像を楽しめるのが売り(裏技で2D表示にすることもできるが)。
基本システムは「スペースハリアー」と同じ。敵の種類や攻撃パターンなどは異なっている。
やはりキャラクターは背景として描かれており、そのため四角い枠に囲まれているが迫力や動きは良い感じ。
キャラクターの動きは「スペースハリアー」よりガクガクしており残念。特に数ドット単位でしか動けないハリアーにはガッカリさせられる。
世界観は前作を踏襲。ストーリー的にも繋がりがあるようだ。
グラフィックは前作同様なかなかのもの。大きく表示されるキャラクターが良い。
サウンドはFM音源対応になっている。出来もなかなか。



No.64 (11.12.) チャンピオンテニス 評価3.8
カートリッジ・SG

固定画面のテニスゲーム。一連のチャンピオンシリーズの一環。
コートを縦にした視点の、かなりオーソドックスなスタイルのテニスゲーム。2人プレイもできる。
内容は2種類の強さのショットを使い分けるだけのかなりシンプルなもの。こう書くとファミコンの「テニス」を思い出す方も多いかもしれないが、出来具合はかなりの差がある。
とにかくボールを打ち返せる位置の判定がシビアで、打ち返しているつもりなのに全くカスリもしないケースが多数発生する。というかそういう場合はラケットを振ることすらできないのだが。
また、普通に打ち返しているのになぜかネットに引っかかったりすることもある。
全体に操作性が悪く、そのために難易度が高いのが残念。ショットの位置の打ち分けもほぼ無理。
モードが少ないのは致し方ないが、せめてダブルスくらいは遊べるようにしてほしかった。
グラフィックは「チャンピオンベースボール」を思わせる地味さ。背景が真っ黒なのも寂しさを増幅。サウンドはまずまず。



No.63 (11.11.) グレートバレーボール 評価6.1
カートリッジ・マークIII

マークIIIで発売された一連のスポーツゲームシリーズ。
コートを横方向から見下ろすタイプのオーソドックスなバレーボールゲーム。印象としてはファミコン・ディスクシステムの「バレーボール」にけっこう近い。
操作もディスクシステムのバレーボールに似ており、そちらを経験したことのある人ならすんなり遊べるかも。
しかし難易度はこちらの方が随分と高い。相手のサーブが選手の目前で急激に落ちたり、スパイクの判定がシビアだったり、選手の動きが機敏でなかったり…。
慣れるまではかなり苦戦を強いられる。練習モードもあるので、ここで各プレー(特にスパイク)を確実に決められるようになるまで練習する必要があるだろう。
グラフィックはマークIII独特の絵柄で、これはこれでグッド。サウンドはPSGで、これも悪くない。



No.62 (11.10.) サファリハンティング 評価6.0
カートリッジ・SG

固定画面のアクションゲーム。アーケード「トランキライザーガン」の移植。
ジャングルの中を動き回って動物を麻酔銃で眠らせ、車まで運び込むのが目的。
車は動かすことができ、いくつかある進入路の前で停めることができる。
動物は蛇や象など4種類。それぞれ眠らせるのに必要な攻撃回数が異なる。
動物を引きずっている間は動きがかなり遅くなる。そうでなくてもジャングルは入り組んでいて動きづらいので、かなり難易度は高い。
難しく、内容も単純ではあるが、慣れれば戦略性も高く楽しめるゲームである。
グラフィックはかなり地味だが、元のアーケード版もかなり地味だったので違和感はない。
BGMはなし。



No.61 (11.9.) サファリレース 評価5.4
カートリッジ・SG

3D視点のレースゲーム。
タイトルの通り、サファリでのラリーカーレースをモチーフとしている。自車はランチアストラトスらしい。
内容は、敵車や動物、障害物を避けながら、チェックポイントを目指していく3D視点のレースゲーム。ただ内容は一風変わっている。
敵車や動物にぶつかると画面右上にあるタイヤが一本ずつ減っていく。タイヤが無い状態でぶつかるとリタイアとなる。
敵車や障害物は脅威にはならないが、動物は道路に突然現れてこちらに向かって突っ込んでくるので恐ろしい。コーナーを曲がっているときなどは常に油断できない。
また、走っているとあっという間に燃料がなくなってしまうので、頻繁に給油を行う必要がある。給油ポイントで停まれば満タンまで給油できるが、逃してしまうと燃料切れのピンチを迎えることになる。一応ポイントの前に看板が出るので、見逃さなければ大丈夫だが。
SGゆえスピード感があまりないのは仕方ないか。ただしコーナリング時はすごいスピードで背景が動く。
操作は十字キー左右でハンドル、下でアクセル、上でブレーキという独特なもの。また2ボタンでクラクションを鳴らすことができるが、あまり意味はない。
グラフィックはキャラも単色でイマイチ。BGMは速度が上がるごとにテンポが早くなり、けっこう良い味を出している。



home

back