No.50 (10.29.) ピットフォールII 評価7.0 マイカード・SG 画面切り替え型のアクションゲーム。同名アーケードゲームの移植。 洞窟に入って宝を探し出すのが目的。 主人公は攻撃手段を持っておらず、ジャンプだけでマップ上の敵や仕掛けを乗り切らなくてはならない。 敵の動きは単純だが、いかんせん攻撃手段がないのでかなりシビアで難易度は高い。マップも広く、攻略は難しい。 しかしゲームとしての奥の深さもあり、やり込むとだんだん面白くなってくる。隠れた名作と言える。 グラフィックはSGゆえ見栄えはしないが、ゲーム性を損なわないようにうまく移植されている。 サウンドは地味目。 No.49 (10.28.) ピットポット 評価6.9 マイカード・マークIII 固定画面+画面切り替え型のアクションゲーム。 城の中に捕らわれた姫を助けるのが目的。助け出すためには三つの宝物を探し出さなくてはならない。 主人公の武器はハンマー。敵を直接殴るほか、床を破壊したりすることができる。 宝物を出すためには床を壊していっぺんに複数のブロックを落としたり、外周部の破壊できない床を叩いたりする必要がある。 ちょっとしたパズル要素を含んだゲーム内容はなかなかで、地味目ながらなかなか楽しめる。 グラフィックは地味だがかわいらしい雰囲気はよく出ている。サウンドも雰囲気を出すのに貢献している。 No.48 (10.27.) チャンピオンシップロードランナー 評価6.7 マイカード・SG 固定画面のアクションパズルゲーム。 基本的なシステムは「ロードランナー」と同じ。ステージの広さと難易度の高さがパワーアップしている。 とにかくしょっぱなから難しく、なかなか先に進めない。かなりの上級者向け。 パスワードによるコンティニューが可能で、じっくり遊べるのは良い。 また、エディット機能がついており、自作の面を他の人に遊ばせることもできる。 グラフィックは「ロードランナー」とほとんど同じ。元々地味だったが、キャラクターが小さくなったことでさらに地味になった感じ。 「ロードランナー」には一切BGMがなかったが、こちらはBGMが追加されている。しかもタイトル画面の曲は非常に秀逸。 No.47 (10.26.) ロードランナー 評価6.5 カートリッジ・SG 固定画面のアクションパズルゲーム。同名パソコンゲームの移植。 レンガやハシゴで構成されたステージ内を敵をかわしながら移動して、金塊を集めていく。自分の左右のレンガは掘ることが可能。レンガを掘って通り抜けたり、敵を埋めて倒したり、穴にはまった敵の頭の上を通ったりすることができる。 ゲーム内容については今更言うまでもないほど有名だが、奥の深い名作アクションパズル。非常に多くのパソコンや家庭用ゲーム機に移植されている。 ファミコン版ではキャラクターもかわいらしくなり、ボンバーマンとのストーリー的なつながりまで持たせられているが、SG版はグラフィックもサウンドも非常にシンプルで、PC版をだいぶ忠実に移植しているようである。 見栄えはしないが内容は奥が深くなかなか遊べる。 グラフィックは非常にシンプルでチマチマしている。BGMはない。 No.46 (10.25.) チャンピオン剣道 評価6.4 マイカード・SG 一連のチャンピオンシリーズのひとつ。固定画面で剣道を題材にしている。 ゲームは団体戦と個人戦を選択することができる。どちらを選ぶかによってやや内容が異なる。 団体戦では先鋒〜大将までの5人チームでの勝ち抜き戦となる。試合は二本先取。さすがに大将は手ごわい。 一方、個人戦はなぜか体力制になっている。技を決めると相手の体力を減らせる他、技を空振りするとこちらの体力が減るようになっており、体力がゼロになると負け。相手はだんだん手ごわくなっていく。 より剣道らしいゲームを楽しむにはやはり団体戦の方が良いだろう。 操作は十字キー+ボタンで技を繰り出す。十字キーの上下左右がそれぞれ面、胴、小手、突きに対応している。 キャラクターは常に前進後退を繰り返しており、敵との間合いは常に変化している。この中で間合いとタイミングを見計らって攻撃をかけることになる。なかなか絶妙なシステム。 難易度は高めで、敵の大将にはかなり苦戦を強いられる。間合いを見ながらうまく立ち回る必要がある。 攻撃時にキャラの上にふき出しが出て「メーン!」「ツキー!」などと表示されるのは良い演出。 グラフィックは地味。サウンドはPSGだが曲自体が割と良い感じ。 No.45 (10.24.) ファンタジーゾーンII 評価8.5 カートリッジ・マークIII 横スクロールのシューティングゲーム。 アーケードゲーム「ファンタジーゾーン」の続編となっている。基本システムも同じ。 「1」では各面がひとつのシーンで完結していたが、「2」ではワープゾーンによって複数のシーンがつながってひとつの面を構成している。とはいえ繋がりは複雑ではないのであまり気にする必要は無い。 また「1」は敵弾などに当たると一発でやられたが、「2」ではライフ制になっており一撃ではやられなくなった。アイテムを取ることでライフを増やすこともできる。 他にもアイテムがいろいろ追加されていたり、ショップが固定されていたりと、「1」との違いはいろいろある。 ゲームとしてはまさしく「ファンタジーゾーン」で、安心して遊べる出来になっている。 雑魚敵の動きはけっこう厄介だが、撃ってくる弾の数は「1」より少ないし、ライフ制なので難易度はアーケード版「1」より低い。ボス戦の難易度も手頃。 グラフィックは色使いがきれいで「ファンタジーゾーン」の雰囲気を損なうことなく表現している。キャラクターも個性的。 サウンドはFM音源対応で聴き応えあり。曲自体も名曲揃い。 とにかく全体に良い出来。マークIIIユーザーなら是非遊んでほしい一本。 これまでクリアしたことがなかったゲームでしたが、今回じっくりプレイしてようやくクリアできました。 エンディングも良い感じでした。これは名作ですね。 No.44 (10.23.) 剣聖伝 評価6.3 カートリッジ・マークIII 横スクロールのアクションゲーム。剣を武器に敵を倒す和風アクション。 剣での通常攻撃の他、修行によって習得できる各種技が使用できる。ただし修行は尋常ではない難しさ。 個性的な敵が登場するが、最初から敵の攻撃が激しく苦戦させられる。唐突に出現する敵が多いのも問題か。 最初のボスがまた強く、慣れないとかなり苦戦を強いられる。操作性があまり良くないのも難しさに拍車をかけている。 面をクリアすると日本地図が現れ、南九州から江戸を目指して進んでいくことになる。この画面を見るとどうしても「源平○魔伝」を思い出してしまうが(苦笑)。 グラフィックは割ときれい。それなりに雰囲気は出ている。 サウンドはFM音源。ただ曲自体にあまり和風っぽさを感じないが。 No.43 (10.22.) ソロモンの鍵 評価7.2 カートリッジ・マークIII 固定画面のアクションパズルゲーム。同名アーケードゲームを元にしたファミコン版の移植。 石を作ったり消したりしながら道を切り開いて鍵を取り、出口に入ると1面クリアとなる。敵などの配置がなかなか絶妙で奥が深い。 敵はファイアーボールで攻撃することも可能だが、数が限られているので避けることが前提となる。また接地している敵は足場の石を壊す事で落として倒すことができる。 パズル要素が中心ではあるが、アクション要素もけっこう強く、難易度は高め。素早い判断と的確な操作が必要になる。 基本的にファミコン版と同内容。ただファミコン版にあった「ゲーム偏差値」という謎の要素はなくなっている。全く不要な要素だったので問題は無いが。 グラフィックは固定画面でキャラが小さいので地味目。ファミコン版とほぼ同じ。 サウンドはFM音源使用でファミコン版より上。独特の雰囲気を出している曲調は評価が高い。 このゲームは難しいのでなかなか先に進めません。 コツをつかまなくてはダメですね。もっと精進しなくては。 N0.42 (10.21.) R-TYPE 評価6.7 カートリッジ・マークIII 横スクロールのシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。 自機と合体させたり切り離したりできる「フォース」や、反射レーザー、対空レーザーなどの個性的な武器が特徴的な作品。独特の世界観や秀逸なサウンドなどもあり、アーケードでは非常に評価の高い名作。 マークIII版はこの名作を可能な限り忠実に移植している。 ただキャラクターがやや小さめで、キャラの動きもややガクガクしているのは残念。このためか、プレイ感覚も異なる。 それでも、点数や残機、波動砲のゲージを画面上から廃して、可能な限りキャラクターを表示しようという努力はうかがえる。 3面の巨大戦艦では、スタート後の少しの間だけ画面上下の地形が表示されるが、すぐに消えてしまう。これも大きなキャラクターを表示するためには致し方ないのだろう。 シューティングゲームとしての完成度は今更言うまでもなく高い。状況に応じてフォースや武器を使い分ける戦略性や、ギミックに富んだステージ構成は非常に良い。 グラフィックやサウンドはPCエンジン版より劣る。サウンドはFM音源で鳴っているのだがそれにも関わらずイマイチ感が…。ただPCエンジン版は、HUカード二枚に分けて発売するという力技で移植していたため、一概に比較はできないかもしれないが。 今プレイするならプレイステーション版があるため、マークIII版はコレクターズアイテムの域を出ないのですが、頑張って移植しているという気概はうかがえます。 一見の価値はあると思います。 No.41 (10.20.) チャンピオンボクシング 評価3.4 カートリッジ・SG 固定画面のボクシングゲーム。 ボタンでパンチの種類を選択、もう一方のボタンでパンチを繰り出す。防御はパンチを出さずに上下にガードを選択するだけ。 シンプルな作りのボクシングゲームだが、基本システムはNo.40で紹介した「チャンピオンプロレスリング」とほとんど同じ。ただ題材をボクシングに変えただけの感が強い。 また「チャンピオンプロレスリング」ではそれなりに多彩な技が選択できたが、こちらはジャブ、アッパー、ストレートの3種類のパンチを選べるだけ。各パンチの違いも不明確だし、かなりツライものがある。 また、対CPUモードでは試合が終了するとタイトル画面に戻る。勝ち進んで難易度が上がっていくというシステムはない。一応最初にレベルを選択することはできるが…。 ちなみにLEVEL1を選択すると、適当にパンチを出しているだけで簡単に勝てる。ゲームバランスもイマイチ良くない。 グラフィックとサウンドは「チャンピオンプロレス」と大差なし。 |