No.31〜No.40(2006.10.10〜)

マークIIIのゲームはやっぱり面白いです。


No.40 (10.19.) チャンピオンプロレスリング 評価3.7
カートリッジ・SG

固定画面のプロレスゲーム。
レスラー選択などもできず、技も少なく、非常にシンプルなつくりになっている。
ボタンでかける技を選択し、もう一方のボタンで技を仕掛ける。操作性はあまり良くない。
また勝ち進んでいくと、敵がかなり強くなってくる。勝てる気がしない。
何より体力がゲージで表示されているのが問題か。アクション系のプロレスゲームはこういったゲージが無い方が面白いと思うのだが…。
そして、同じシリーズの「チャンピオンボクシング」でも同じようなシステムが使われている。やっつけ仕事な感は否めない。
グラフィックやサウンドは普通。



No.39 (10.18.) スタージャッカー 評価8.2
カートリッジ・SG

縦スクロールのシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。
対空と対地のショットを使い分けて敵を撃破していくシューティングゲームだが、自機が4機連結になっているのが大きな特徴。
初期状態では4機連結だが、ミスするごとに1機ずつ減っていく。最後の1機がやられるとゲームオーバー。得点で残機数は増える。
4機連結の状態では4機分のショットが出るため攻撃力も高くなるが、敵の攻撃を避けるのも難しくなる。逆に1機だとまったく逆になる。このあたりのバランス感覚が絶妙のゲーム性を産み出している。
敵は空中物が主体で、多彩なパターンで飛来して攻撃してくる。また途中で出現する空中要塞を破壊すると基地までワープし、ボーナス点が入る。
スクロールはカクカクしているがゲーム展開はスピード感があり、シューティングゲームとして非常に面白い。
グラフィックは地味だが逆にストイックな雰囲気が出ている。サウンドではタイトル画面の曲が印象的。一聴の価値あり。

サターン版「メモリアルセレクション Vol.2」にはアーケード版が収録されていますが、こちらのSG版の方が面白いですね。
単純なゲームなんですがつい熱くなってしまうものがあります。



No.38 (10.17.) 天才バカボン 評価5.0
カートリッジ・マークIII

アクション要素ありのアドベンチャーゲーム。同名マンガのゲーム化。
バカボンのパパを操作して横スクロールのマップ上を歩き回り、情報を集めてハジメちゃんを探し出す。
あちこちにキャラクターがいるので会話をしたり、アイテムを使ったり、時にはなぐったりしてゲームを進行していく。移動中はジャンプやキックといった操作もできる。
マンホールの中に入ると洞窟状になっており、かなり入り組んでいる。キックやジャンプを駆使しないと先に進めない。
アドベンチャーゲームとして一応成立はしていると思うが、洞窟探索などのアクション要素は面倒。正直不要な要素なのでは…。
アイテムは持ちすぎると新しいアイテムを取る事ができなくなる。レレレのおじさんに預けることができるがちょっと不親切な面も。
パスワードコンティニューができるので、じっくり進めることはできる。
グラフィックは並程度だが、キャラクターの顔はかなり似ている。サウンドはFM音源だが曲自体が微妙。



No.37 (10.16.) ヒーロー 評価7.2
マイカード・SG

画面切り替え型のアクションゲーム。同名海外ゲームの移植。
炭鉱を下方向へと進み、中にいる人を救助するのが目的。
装備は銃とダイナマイト。銃で敵を倒し、ダイナマイトで壁を爆破しながら進む。
また、ジェット噴射でホバリング移動することができるのが特徴。使いこなさなくては先には進めない。
道中には壁や敵ばかりでなく、各種仕掛けもいろいろある。カンテラは接触するとあたりが真っ暗になってしまうので要注意。
ゲームとしては単純な部類になるが、限られた数のダイナマイトで道を切り開き、ホバリングを駆使して進むのは面白い。欲を言えば、もっと操作性が良ければ…。
グラフィックは地味だが、炭鉱の閉鎖的な雰囲気は出ている。BGMはなかなかかっこいい。聴いてみる価値あり。

地味ですが名作だと思います。操作がかなりシビアなので最初は面食らうかもしれませんが、慣れると楽しくなってきますね。
そういう私もそれほど先には進めないのですが…。



No.36 (10.15.) コンゴボンゴ 評価5.3
カートリッジ・SG

固定画面のアクションゲーム。同名アーケードゲームの移植。
敵をかわしながらゴリラの元までたどり着くのが目的。全2面のループ。
アーケード版では斜め上からの見下ろし視点だったが、こちらは横からの視点になっている。しかしこの方が直感的に操作できるので問題はないだろう。
また、アーケード版1面ではゴリラの落としてくる岩に当たるとミスになったが、SG版は当たっても下の段に落とされるだけで直接ミスにはならない。このように移植と言っても内容はけっこう異なる。
全2面構成で延々ループしていくので、ゲーム進行は変化に乏しくちょっと飽きやすい。
ゲームとしても割と単調だし、操作性もあまり良くないのは難。しかし全体に漂うまったりした雰囲気は捨てがたいものがある。
グラフィックはキャラクターも単色で正直イマイチ。サウンドはのんびりした曲がゲームの雰囲気に合っていて割と良い。



No.35 (10.14.) 倉庫番 評価5.6
マイカード・SG

固定画面のパズルゲーム。同名PCゲームの移植。
PCでヒットしたパズルゲームの名作。面構成も初代と同じらしいが詳しい事はわからない。面セレクト可能。
倉庫内の荷物を押して動かし、片付けていく。二つ以上の荷物をいっぺんに押すことはできず、また荷物を引く事はできない。
ルールは至ってシンプルだが、それだけにパズルゲームとしてはかなり奥が深い。
しかしその奥の深さゆえに難易度も高く、少しのミスですぐ手詰まりになる。しっかり考えて進めないとクリアはおぼつかない。
見た目、内容とも至って地味だが、やり込むと味が出てくるソフト。思考型のパズルが好きな方にはオススメできる。
加えてエディット機能もあり、自作の面を作って遊ぶ事もできる。テープレコーダーがあればデータをセーブすることもできるとのこと。
グラフィックはやはり地味で見栄えはしないが、このゲーム内容なら綺麗なグラフィックは不要だろう。


No.34 (10.13.) ロッキー 評価4.7
カートリッジ・マークIII

同名映画を題材にしたボクシングゲーム。
試合前にはサンドバッグやパンチングボールでのトレーニングを行う。しかしいまいち効果がわからないし、ボタンを連射しているだけなので面白味に欠ける。
トレーニングが終わると試合となるが、一応攻撃と防御を使い分けて戦うことができる。しかしあまり緻密な戦い方はできず大雑把な内容になっている。ボクシングゲームとしてはあまり面白くない。
また、2人対戦も可能。やったことはないが、この内容ではあまり楽しめそうにないか…。
グラフィックはそれなりに雰囲気が出ていて良いが、試合中のキャラクターは小さめ。
サウンドはPSGでまずまずの出来。

ちょっと調べてみたら、トレーニングでは連射コントローラーを使ってでも良い数値を出しておかないと、ラストで勝てないみたいですね。
ちょっとキツイものがあります…。



No.33 (10.12.) 麻雀戦国時代 評価6.0
カートリッジ・マークIII

2人打ち、4人打ちの両方が選べる麻雀ゲーム。2人打ちでは勝ち抜き戦もできる。
4人打ちが可能になり、またSG「麻雀」にはなかったカンドラやノーテン罰符もあり、より本格的な麻雀が楽しめる。展開もなかなかスピーディー。
個性的なキャラクターが登場し、それぞれ打ち方が異なる。麻雀ゲームとしては割と良くできている。
対戦相手にランクの低いキャラばかりを選ぶと、とにかくポンやチーで鳴きまくってくるのが微妙なところ。圧倒的敗勢でものみ手であがったりする。思考ルーチンは今一歩か。
操作性は普通。ポンやチー、リーチなどは1ボタンを押してから選択する。
しかし本体のポーズボタンを押さなくては点数が確認できないのはやや不親切。
グラフィックはなかなか見やすくまとまっていて良い。サウンドはPSG。ゲーム中はBGMもなく地味。

実は今日は「ホーム麻雀」を取り上げる予定だったのですが、ソフトが死にました(泣)。
仕方がないのでひとつ飛ばしてこのゲームです。無難に出来ていて割と遊べます。



No.32 (10.11.) 麻雀 評価4.3
カートリッジ・SG

オーソドックスな麻雀ゲーム。特にモード選択などはなく、コンピュータとの二人打ち。
ポン、チー、カン、リーチなど、一通りのことはできる。またドラや東家、南家の概念もある。
しかしカンドラやノーテン罰符などはない。更に対戦相手の点数も設定されておらず、ただアガって点数を増やしていくだけのゲームになっているのは微妙なところ。
そして東家、南家を4回ほど終わると唐突にゲームオーバーになる。しかも赤地に黒字で表示されて妙に怖い。さすがにこれには面食らった。
麻雀ゲームとしてはヌルく、敵はあまりアガってこないので割と楽に点数を増やせる。早アガリを目指していくのが良い。
ゲーム展開が非常にまったりしていて遅いのは気になった。操作性も悪く、ボタンを押しても反応が悪い。また捨牌選択の時に画面左右の端でループしないのは難。
グラフィックは非常に地味だが、牌は割と大きいので見づらいということもない。サウンドはBGMもなく、本当に地味。
総合的に見て、今のレベルで考えると辛すぎるが、当時としてはこんなものだろう。麻雀ゲームとして最低限のことはできている。



No.31 (10.10.) スペースハリアー 評価7.6
カートリッジ・マークIII

3D視点のシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。
画面は擬似3D視点で、手前に向かって飛来してくる敵や障害物を撃って進んでいく。敵は弾を撃ってくるし、破壊できない柱なども多数出てくるため的確に避けることも重要になる。
敵キャラクターはかなり個性的。また各面のラストにはやはり個性的なボスが登場する。
元はアーケードの体感ゲームの名作だが、この当時にこのレベルで移植されたことが驚異的。
敵キャラには四角い枠のようなものが付いていて、静止画で見るとあまり見栄えはしない。しかし実際に動いているとさほど気にならず、キャラクターの再現度と動きが両立されている。アーケード版のスピード感こそないが、マークIIIでここまで移植できたことは素晴らしい。
ゲームとしてはけっこう難易度が高めでなかなか先には進めない。
グラフィックは前述の通りキャラクターに四角い枠のようなものがある。だが各キャラクターのグラフィックはなかなかの再現度。迫力もある。天井が降りてくる場面なども精一杯再現されている。
サウンドはPSGだが、これはこれで良い感じ。元の曲自体が良いせいもあるか。

発売当時はまさに衝撃の一本でした。これを見てマークIIIが欲しくなったのも良い思い出です。



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