No.30 (10.9.) エクセリオン 評価4.8 カートリッジ・SG 固定画面のシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。 上から飛来してくる敵を撃っていくシンプルな内容。十字キーで移動、1ボタンで単発のショット、2ボタンで連射のできるショットを撃つことができる。 1ボタンのショットは1発で横方向2発分のショットが出るため、当てやすい。また、無限に撃つことができる。しかし単発でしか撃てないのでたくさんの敵が来た時にはこれだけで対処するのは厳しい。 2ボタンのショットは連射がきくが、弾数に限りがある。弾は敵を倒すごとに補充される。 敵は種類ごとに動きに個性があり、編隊を組んで飛来してくるのでこれをどうさばくかがポイント。また自機の動きには慣性がつくので、その点も考慮して操作する必要がある。 アーケード版は独特の浮遊感覚が素晴らしい名作だった。またファミコンへの移植版もそこそこの再現度で良い移植だったが、このSG版の移植度は低い。このゲーム一番のウリである浮遊感が再現されておらず、動きもカクカクしているのは残念。 グラフィックはそれなりに頑張っているが、やはりキャラクターが単色なのは寂しい。サウンドはまずまず。 No.29 (10.8.) ボンジャック 評価7.2 マイカード・SG 固定画面のアクションゲーム。同名アーケードゲームの移植。 敵を避けながら画面上に置かれた爆弾を回収していくシンプルな内容。 爆弾を全て回収すれば1面クリア。 これだけだとかなり単調だが、かなり奥の深いボーナス要素があり、ハイスコアを目指すと熱いゲームになっている。 爆弾を回収していくと出る「P」を取ると敵が全て爆弾に変わり、回収することができる。さらに「B」を取ると倍率がアップしていく。 また火のついた爆弾から順に回収していくと、回収した数に応じてボーナス点が入る。このボーナスがかなり大きい。 ただ先に進むだけなら難易度は低いが、ボーナスを追求しだすとなかなか難しくなってくる。バランスは絶妙。 操作系は十字キーで移動、ボタンでジャンプとシンプルだが、ボタンを押しっぱなしにすることで落下速度を落とすことができる。この状態での左右移動を使いこなすのがポイント。 グラフィックは正直言ってかなり寂しい。背景を頑張って再現しているのは良いが、キャラクターが単色で描かれており見づらく、また火のついた爆弾を判別するのが非常に難しいのが残念。 サウンドはPSGで軽快な曲が流れ、良い感じ。 頑張って80万点くらい稼いだんですが、先に進むと面構成がけっこう意地悪になってきますね。 1キャラ分しかない縦の通路とかキツイよ…。 しかしゲームとしては十分面白いのでオススメです。 No.28 (10.7.) ナスカ'88 評価6.7 カートリッジ・マークIII 横スクロール+画面切り替えのアクションゲーム。 パッと見は「ゼルダの伝説」のようなマップ型のアクションRPGに見えるが、RPG要素は無い。 剣での攻撃とアイテムを使いながら進み、ボスを倒すと1面クリア。全10面。 アイテムは敵を倒すと出現し、各種武器アイテムの他に道を切り開くアイテムや、お金が手に入る。 このお金を特定の敵に投げつけると味方にすることができる。ただしあまりアテにはならないが…。 敵は全体的に強く、単独で戦っているとどんどんライフを減らされる。残機制なのですぐにゲームオーバーになることはないがそれでも難易度は高い。 ゲーム自体は良くできているので腕に自信がある方ならオススメできる。 グラフィックはやや地味か。サウンドはFM音源でけっこう良い音で鳴る。曲自体も良い。 今回プレイした時は3面であえなく散りました。難しいですねこれ…。 No.27 (10.6.) アレックスキッド ザ・ロストスターズ 評価6.6 カートリッジ・マークIII 横スクロールのアクションゲーム。アーケード版「アレックスキッド」の移植。 ジャンプを駆使して敵を避けながら進んでいく。アイテムを取る事で攻撃できる。 ファンタジックな世界観とかわいいキャラクターでほのぼのとした雰囲気があるが、ゲームとしてはやや難易度が高い。 アイテムがないと攻撃ができないので敵は避けて進むしかないのだが、敵の動きや出現パターンがかなりいやらしくて避けにくい。 地形や仕掛けもいやらしさを増幅している。 しかしこれでもマークIII版はライフ制になっているので楽な方。攻撃も回復もできるし。 アーケード版は一発でやられてしまう上に攻撃は一切不可だったのでまさに鬼の難易度だったとか…。 グラフィックは雰囲気が出ていて良い感じ。サウンドはFM音源対応で割と良い音が出ている。曲自体も良い。 アーケード版については情報で知っているだけで実際にプレイしたことはないのですが、相当難しかったとか…。 一度体験してみたい気もしますね。 No.26 (10.5.) ボーダーライン 評価6.8 カートリッジ・SG 縦スクロール&固定画面のアクションゲーム。同名アーケードゲームの移植。 敵基地に侵攻し、破壊するシンプルなアクションゲーム。 1面は縦スクロール、2面以降は固定画面でゲームが進行する。 とにかく敵を撃って、攻撃を避けていく単純な内容だが、面構成が凝っていて楽しめる。特に1面のスクロールはなかなか速くて良い。 各面とも燃料が設定されていて、切れるとミスになる。補給も可能。 グラフィックはさすがに地味だが雰囲気は出ている。 BGMは音数こそ少ないものの曲は秀逸。マーチ調でゲームにピッタリ合っている。 このゲームはアーケード版をやったことがないので移植度がどうなのかが気になるところですね。 数少ない資料を見る限りはけっこう良い移植なのではないかと推測されますが。 No.25 (10.4.) ザ・プロ野球 ペナントレース 評価6.2 カートリッジ・マークIII 「グレートベースボール」に続く、マークIIIの野球ゲーム。 投球および打撃時の画面は投手視点になっている。このため「燃えろ!プロ野球」を思い出してしまうがこちらの方が出来は良い。打撃もしやすい。 投球側はカーブやシュート、フォークなどの球種を使える。しかし打者にはかなり簡単に打ち返されてしまうのが悲しいところ。 守備時は真上からの見下ろし画面となる。守備はオートだが送球は自分でする必要あり。 「ストライク!」「アウト!」などの音声合成がかなりクリアで臨場感を出すのに一役買っている。またデッドボールを何度もぶつけていると乱闘が起きたりとけっこう芸が細かい。 ゲームバランスはあまり良くない。クリーンナップはホームランをガンガン打てるし。 しかし野球ゲームとしてはだいぶ良くできている。今遊んでもけっこう楽しめた。 グラフィックはまずまず。サウンドはPSG。前述の音声合成がグッドだが、BGMはランナーが二塁まで行かないと鳴らないのでちょっと寂しい。 今回はCチームを使ってCOMと対戦してみました。 ゲーリーや落合にホームランを打たれたりして、3-5で負けてしまいました…。 こちらの投手は途中で津田投手に替えたのですが、津田さんの剛速球がしっかり剛速球として存在していたのがうれしかったです。かなり速いので打つのは難しいです。 No.24 (10.3.) 魔界列伝 評価6.5 カートリッジ・マークIII 横スクロールのアクションゲーム。 ジャンプとキック、そして飛び道具の御札を使って敵を倒していく、かなりオーソドックスなアクションゲーム。説明書を見なくても瞬時にゲーム内容は理解できる。 道中はいろんな雑魚敵が出現するので、キックや御札で倒していく。各ラウンドの最後にはボスが出現。 御札は敵を倒していくと出現する。 普通にキックするよりも、ジャンプしてキックを出しっぱなしにする方が敵を倒しやすい。ジャンプ中の方向転換もできるので敵への対応は割と楽。 グラフィックはいかにもマークIIIという出来。敵が小さいのも致し方ないか。 サウンドはPSG。曲自体は可も無く不可も無い。 実は3面で行き詰ってます(汗)。 途中、どうやったら上に登れるのかわからないんですよね。ここを突破できればある程度は進めそうなのですが。 ・追記 今再挑戦してみたら先に進めました。 結局5面まで到達。頑張ればクリアできる…のでしょうか。 No.23 (10.2.) ジッピーレース 評価6.7 カートリッジ・SG 縦スクロールのレースアクションゲーム。同名アーケードゲームの移植。 バイクでアメリカ大陸横断レースに参加するという設定で、敵は全て車。 ステージはオンロードとオフロードが交互に構成されている。また各面の最後には擬似3Dで車を避ける場面がある。 道中にはウイリーゾーンやジャンプ台があり、乗ると得点。また燃料も途中に落ちているものを拾う事で補給できる。燃料は走行しているだけでも減るが、車や障害物にぶつかると大きく減少する。燃料がなくなるとゲームオーバー。 スクロール性能の関係からか、アーケード版やファミコン版と比べるとスピード感が落ちるのは残念。 しかしそれを除けば、なかなか良い移植である。難易度は低くなっているが、面白さはファミコン版に劣っていない。 グラフィックは色数の関係でやや寂しくなっているが、サウンドはファミコン版よりこちらの方が良いように思う。 No.22 (10.1.) ファンタジーゾーン 評価7.6 カートリッジ・マークIII 横スクロールのシューティングゲーム。同名アーケードゲームの移植。 各ラウンドには前線基地が配置されており、これを全て破壊するとボスが現れる。ボスを倒せばラウンドクリア。 敵を倒すとお金を落とすので、これを拾って買い物をすることができる。 内容はなんとかアーケード版を忠実に移植しようという意欲が感じられる。前線基地が動かない、4面と6面のボスが差し替えられているなどの不満点は残るが、ハードの性能を考えれば頑張っていると思う。 ただ、敵の動きが唐突で、移動していると敵にぶつかりやすい気がした。時として納得いかないやられ方をすることも。 アーケード版はコツをつかめば誰でもある程度進めるようになるバランスの良さがあったが、マークIII版はややバランスが違っている。ボス差し替えの影響も大きいか。 グラフィックは雰囲気は出ているが、ファミコン版あたりと比べてもいくらか劣る。サウンドはPSGながらまずまずで、これはファミコン版より上。 いずれにせよ、当時は家庭でファンタジーゾーンが遊べることに価値があった。そういう意味でも思い出深い一本と言える。 No.21 (9.30.) ロードオブソード 評価6.3 カートリッジ・マークIII 横スクロールのアクションゲーム。ライフ制。FM音源対応。 街の人との会話などもあるが、ほぼ戦闘がメインでゲームが進行する。 ジャンプは十字キーの上で行い、ボタンはそれぞれ剣での攻撃と弓矢での攻撃に割り振られている。 剣は素早く振ることができるが、当然近くの敵しか攻撃できない。また弓矢は遠くの敵も攻撃できるが、撃つまでにちょっと時間がかかる。 敵の攻撃はけっこうシビアで、パッと見て素早く判断できないとダメージに直結する。けっこう手ごたえのあるアクションになっている。 操作性はまずまずなので慣れてくればけっこう先に進めるようになってくる。 それでもやはり難易度は高い方か。回復できるポイントがごく限られているので無駄なダメージを受けられない。コンティニューは可能。 グラフィックは割と雰囲気があり良い感じ。 BGMはかなりの名曲だと思う。これは一度聴いてみてほしい。 |